メダカの仲間 カラシンの仲間 コイの仲間 シクリッドの仲間 アナバスの仲間 ナマズの仲間 古代魚の仲間 海水の仲間 その他の熱帯魚
水草 サンゴの仲間 甲殻類・貝類の仲間 日本淡水魚の仲間 その他の水辺の生きもの 器具・用品 その他のアクア用語 フリー記事

アカハライモリ

ちもり2016/12/27

ちもり2016/12/27

アカハライモリの基本情報


分類:両生類
体長:10cm前後
推奨水槽サイズ:30cm~
寿命:10年以上
餌:活餌でも人工飼料でもなんでも食べます。乾燥イトミミズや乾燥アカムシが与えやすくおすすめです。
適正水温:20度前後
適正水質:常に新鮮な水に保ちましょう。
相場:200円~300円
特徴:その名の通りお腹が赤いイモリです。
単にイモリという場合はだいたいアカハライモリの事を指します。
主に水中で活動しますが陸上にも上がるためアクアテラリウムにも相性がいいです。

アカハライモリの飼い方


飼育容器は単独飼育なら大きめのプラケースで充分ですが混泳させる場合は60cmの水槽がおすすめです。
あまり過密にするとお互いの手足や尻尾をかじってしまいます。

陸地は必ず用意してください。
水中での活動がメインとなるため陸地の広さはそれほど必要ではありません。
浮島でも充分です。

水位は水質悪化を防ぐためなるべく深くしたいところですが、イモリは泳ぎが上手ではないため15cm~20cm程度がいいように思います。
この辺りはどれだけ頻繁に水換えができるかで調製してください。
深くても飼育に問題があるわけではありません。

底材はなくても問題ありませんのでお好みで。

無加温で飼育可能ですが、水温が一桁になると冬眠してしまい、最悪そのまま死んでしまうこともあるので最低でも10℃はキープするのが望ましいです。
逆に暑さには弱いため、夏場は水槽用のクーラーを設置するなどして28℃以下を保つ必要があります。

常に新鮮な水が必要なので水換えは週に1度は行いましょう。

餌は週に2、3回与えてください。
冬場は1、2回に減らし、冬眠させる場合は必要ありません。

飼育上の注意点


アカハライモリは脱走の名人です。
壁を登り脱走するので必ず蓋を付けましょう。
もし脱走してしまったら根気強く探してください。
水がなくてもある程度は生きていられます。
家具の下や壁との隙間に潜んでいることが多いです。

アカハライモリの皮膚には微弱な毒があるので触った後は手を洗いましょう。
また、皮膚は弱く、人間の体温はイモリにとってとても高温なためむやみに触らないほうが無難です。
もし触る場合は冷たい水で手を冷やし、優しく、短時間に留めましょう。

アカハライモリの混泳


アカハライモリは同種とでも他種とでも混泳可能です。
他種ではヨシノボリ等の同程度の体長の日本産淡水魚の他、陸地を多く用意すればカエルやサワガニも同居が可能です。
もちろん相性やレイアウトには気を配りましょう。

アカハライモリの繁殖


季節による温度変化をつければ春に生殖行動が見られます。
水草に卵を生むので入れておきましょう。

卵を産んだら隔離し、水質の変化に気をつけ傷んだ卵はすぐに取り除いてください。
放置するとすぐに水質が悪化し、他の卵も傷んでしまいます。

卵からかえると最初は卵の殻を食べ、数日後にはブラインシュリンプ等の餌を食べるようになります。
食べるようになるとは言っても自ら餌を探しに行くことはないので目の前に餌を持っていく必要があります。

産まれたばかりのアカハライモリ


ある程度育ってくると共食いをするようになるので注意してください。

アカハライモリの入手方法


アカハライモリは日本中広い範囲で生息しているので自然採集が可能です。
春から夏にかけて山に近い田んぼや池、その周りの側溝に多く見られます。

また、ペットショップでもよく売られています。

アカハライモリの総評


アカハライモリはとても飼いやすく長生きで、行動も面白い生きものです。
アクアテラリウムのお供にいかがでしょうか?


{aimg}201612270550401-2-2{a}

{aimg}201612270642571-2-2{a}

500文字まで
コメントはありません。