ロングフィングラスエンゼル
分類:スズキ目タカサゴイシモチ科 Gymnochanda filamentosa
分布:インドネシア マレーシア ボルネオ
体長:3cm
推奨水槽サイズ:45cm~
寿命:2~3年
餌:冷凍赤虫 ブラインシュリンプ
適正水温:20℃~28℃
適正水質:pH4.0~6.0
相場:600円
特徴:透明な体。雄は鰭の軟条がよく伸びる。
ロングフィングラスエンゼルの飼い方
大人しいので混泳相手に気をつけ、落ち着いた環境で飼育するのが良いです。
水質は弱酸性推奨ですが中性でも飼えます。
水質の悪化や急変、高水温、病気には弱いです。
清浄な水質を維持するため定期的に換水し、
夏場の高水温に注意しましょう。
調子を崩すと透明な魚によくある体が白濁する病気(抗酸菌症?)になり、
そうなると治療は困難で数日後に死にます。
ロングフィングラスエンゼルの混泳
大人しい種となら可
ロングフィングラスエンゼルの繁殖
不明
ロングフィングラスエンゼルの総評
日本にも生息するタカサゴイシモチの仲間で、雄の第2背鰭と尻鰭の軟条が長く伸びる優雅で美しい
小型魚です。
以前はただのグラスエンゼルという名称でした。
しかし別種のインディアングラスフィッシュ(下の写真)が
グラスエンゼルと呼ばれる事が増え、区別するため本種はロングフィングラスエンゼルと
呼ばれるようになりました。
見た目から汽水魚だと思われることもありますが純淡水性で、
現地では水田や水路に生息しているそうです。
この魚は入荷状態が悪いことが多く、その理由は現地から発送される際、
輸送費削減のため一つの袋に大量に詰め込まれてしまい、
その時にダメージを受けてしまうためです。
仕入れたショップでもすぐ死んでしまうことが多いそうです。
動きは一箇所でホバリングしていることが多く、隠れがちですが
水槽前面に出てきてじーっとこちらを見つめながら餌をねだることもあります。
近縁種に鰭が扇状に広がるローズフレイムグラスエンゼル(学名Gymnochanda verae)
がいます。
入荷頻度は少なく、2年に1~2度一部のショップに出回るぐらいで、
さらに状態の良い個体に出会うのが難しいのですが、
安価かつ非常に美しいので是非おさえておきたい魚です。
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