アピストグラマ・エレムノピゲの基本情報
分類:シクリッド属(学名:Apistogramma eremnopyge、英名:Banded Dwarf Cichlid)
体長:オス 7cm メス 5cm
推奨水槽サイズ:ペアのみなら30cm水槽〜
寿命:
餌:赤虫、ブラインシュリンプ、餌付けれは人口餌も食べる
適正水温:22〜28℃
適正水質:ph5〜7の軟水
相場:ワイルドペアで4,000〜7,000
特徴:ペルーのイタヤ川に生息するアピストグラマ。名前は尾が黒いの意味。インボイスはディアマンテでダイアモンドの意味。
◯オスの特徴
やや細身の身体に伸長する背ビレや、ライヤーテールを持ちビタエニアータに似ていると言われている。
顔にはエメラルドブルーや赤のラメが入る。
ラテラルバンドは一本で尾にはコーダルスポットと呼ばれる黒班がある。
各ヒレは青味がかり背ビレの頭は黒くなり先端は鮮やかなオレンジ。身体は角度によってはメタリックブルーになりインボイスの通りダイアモンドのようである。
◯メスの特徴
オスに比べ小型。成熟するにつれて黄味からオレンジがかり発情すると色味が鮮やかになる。
オス同様顔にはラメ、尾にはコーダルスポットが有る。
アピストグラマ・エレムノピゲの飼い方
ph5〜7辺りの軟水で飼育でき、南米産の水草水槽からベアタンクまで幅広く対応できる。
水流はあまり得意ではなく、低床フィルターやスポンジフィルターが向いている。水質の悪化には注意し、低床素材は薄く敷いて時々はプロホース等で掃除した方が良い。
隠れる場所があった方が落ち着けるようなので、流木や石組み、レイアウト用品等を入れておくと良い。ただし高度が上がるようなものはなるべく避けた方が良いと思われる。
アピストグラマにおけるペアでの飼育は、オスがメスに激しく求愛し場合によってはメスを殺してしまうこともあるため、セパレーターで分けたり一方を隔離した方が良い事もある。エレムノピゲの場合は比較的大人しい方で追いかけることはあるものの、そこまで酷くはない。
アピストグラマ・エレムノピゲの混泳
口に入る小さな魚やエビは捕食対象になる。
口に入らないサイズであっても攻撃したり殺してしまう事も有り得る。特にメスは産卵後や稚魚がいたりすると攻撃性が増す。
ただ、飼育環境の影響や個体差もあるため絶対混泳できないわけではない。
アピストグラマ・エレムノピゲの繁殖
アピストグラマ全般に言える事だが、ある程度成熟したペアがいるとオスがメスを追いかけたりメスの前でフィンスプレッティングしてアピールしだす。はじめのうちはメスは逃げたり隠れたりするが、そのうちに一緒に泳いでいたりメスから近づきはじめる。
カップリングが成立するとメスが石や流木等の隙間、物陰等に産卵(ケーブスポウナーまたは洞窟産卵)しその周辺を守るようになる。またヒレで新鮮な水を送ったりする。一度の産卵で卵は数十個産む。メスがなかなか産卵しなかったり産卵数が少ない時は、餌の量や種類、レイアウトの配置等を再考すると状況が改善する事もある。また水換えを気に産卵する事があるよう。
産卵後メスは攻撃性が増し、巣に近づくものはオスも含めて激しく追い回し攻撃する。アピストグラマの種類や個体差にもよるが、この時オスが殺されたり、オスの反撃でメスが殺される事があるためペアの相性によっては隔離を検討する。産卵床やメスは触らずオスを移動させる。産卵後のメスは気が立っているため、むやみに水槽内をいじったり水換えをしない方が良い。びっくりして食卵する事もある。
受精した卵は3〜4日で孵化する。孵化した稚魚はしばらくはお腹についたヨークサックから栄養を摂るため、育児はメスに任せてよい。ヨークサックが無くなってきたら、ブラインシュリンプを沸かせてスポイト等でそっとあげると良い。稚魚がある程度大きくなるまでは常にメスが守り、稚魚もメスの周りに集まって生活する。ペアによってはオスも育児に参加る事がある。
アピストグラマ・エレムノピゲの総評
見た目の鮮やかさに比べアピストグラマの中では値段は安い方。水質の飼育適応範囲が広く攻撃性も低い部類のためらアピストグラマの飼育を始めてみたい方にはお勧めしたい種。
状況によって色々な仕草が見れるのもアピストグラマの魅力。オスのアプローチからペアリング、産卵、孵化、育児と見ていて飽きる事がない。
アピストグラマ、いいですよ^ ^
上記記事はアピストグラマ飼育初心者がショップの店員さんのアドバイスや自身の経験、インターネットのサイトからの情報、アクアルバムの皆様からの情報を元に自分なりに編集したものです。
そのため読みにくいところや誤ったこと、誤解の生じる部分があるかもしれません。
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