メダカの仲間 カラシンの仲間 コイの仲間 シクリッドの仲間 アナバスの仲間 ナマズの仲間 古代魚の仲間 海水の仲間 その他の熱帯魚
水草 サンゴの仲間 甲殻類・貝類の仲間 日本淡水魚の仲間 その他の水辺の生きもの 器具・用品 その他のアクア用語 フリー記事

ゴールデンアイドワーフクラブ

テケトウ2016/12/24

テケトウ2016/12/25

ゴールデンアイドワーフクラブの基本情報


分類:ベンケイガニ科Geosesarma属
体長:甲羅横幅2cm 甲羅の縦幅1.5cm
推奨水槽サイズ:単独・ワンペアならプラケースでも可能
寿命:4~5年
餌:雑食性なので何でも食べます
適正水温:20~26℃
適正水質:弱酸性~弱アルカリ性
相場:1200円ほど
特徴:世界最小の淡水ガニの一種、目が黄色でハサミは白で体は藍色な種類になります

ゴールデンアイドワーフクラブの飼い方


水質悪化に弱くフィルター無しや立ち上げ初期などは、こまめな水換えが必要になります
陸上での生活を好むのでテラリウム部分が必須と言えます
水場が極端に少なくても問題は無いですが、脱皮をするのに水が必要で
体が浸かるぐらいの水深の水場は必要です

縄張り意識が強くケンカをするので飼育数よりも隠れ場所を多くするといいです
ただし隠れ家を用意すると人の気配がある間は隠れ家から出てこなくなりますので
鑑賞を目的とするならば隠れが無しもありです

気温が低く水温が高い場合や何かしらの理由で水中に下りてきて
そのまま過ごす事がありますが、もともと水中でも暮らせるので問題は無いです

エサはザリガニのエサ・アカムシ・コケ・水草・などなど何でも食べ
虫や貝なども食べます
エサは容器などに入れて置いておくと勝手に持って行きますので
わざわざ個体を見つけて直接渡していかなくても大丈夫です
ピンセットなどを使って直接エサを受け渡すことも出来ます
渡し方はカニから少し離したところでエサを振ると抱きつくように取りにきます

脱走の名人であり、脚の1本でも引っかかれば登ることができるほど脚の力が強く
流木や岩の裏側に張り付くように隠れたりもするぐらいです
水槽内のコードやエアチューブなどをよじ登り脱走するので蓋をしっかりするようにしましょう
テラリウムで葉や背丈が大きい植物を植えた時や成長で大きくなった時は、その植物を上っての脱走もありますので注意が必要です


ゴールデンアイドワーフクラブの混泳


基本は陸上での生活なので水中に下りること自体稀であり
脱皮などで水中に下りたとしても食欲が無い状態なので襲うことはほとんど無いです

ただ気まぐれに降りて小型の魚やエビや貝を襲うこともありますが
泳ぐ事が出来ないので水深を深く取ってたり、上り下りできる場所や隠れる場所が少ない場合は襲えなくなります
(それでも多少の犠牲は出る場合があります)

ゴールデンアイドワーフクラブの繁殖


オスとメスの見分けはハサミの大きさや、腹部の大きさで見分けます
オスの方がハサミが大きく、腹部が小さいです
(ドワーフは小さいのでハサミより腹部での見分けをお勧めします)

交尾はメスが脱皮後に行うため非常にリスクが高く
場合によってはオスに食べられてしまったりもします

交尾が成功するとメスが腹部を開いてそこに卵を抱えて生活するようになります
このとき水中だけで飼育してると脱卵するという話もあるのでなるべく陸を設けた方がいいです

暫くすると孵化して稚ガニが水槽内を歩き回るようになりますが
稚ガニも親と同じものを食べてるので、コケなどを置いてる場合はそのままで放置で成長します
ただし隠れる場所がないと親ガニなどに襲われ食べられてしまうので親ガニなどが入ってこれないような隙間を作っておくと生存率が上がります
稚ガニ同士の共食いもありますので隠れ家は多ければ多いほどいいです

生まれてすぐは2mmほどで見つけるのがかなり困難です
稚ガニが大きくなって繁殖できるようになるまで1~2年といわれ
繰り返し繁殖させるには割かし長い期間を要するので困るほど一気に増えるということは無いです

生後まもなく


生後2ヶ月ほど


こちらは色が出てます


ゴールデンアイドワーフクラブの総評


鑑賞には向きません
基本人の気配がすると隠れっぱなしです
油断して出歩いてるときもありますが稀な事です

ただ水槽で生まれそこで育ったカニはその環境に慣れてるため
人の気配があっても出歩いてエサを食べるようになります

どうしても購入してすぐ鑑賞したい場合は隠れる場所を無くすと言う方法もありますが
レイアウトもさっぱりしたものになり
テラリウムだ密林だのはできなくなります

位置づけ的にはテラリウムに住むレアな生き物と言う感じでしょうか
見かけたら 「おまえ生きてたんだな」 と言う感じの位置づけです



ドワーフクラブ自体はかなりの種類がいて
近年ペットショップで出回ってた物が新種だったなんて事もあるぐらいよくわからないほどいます
種類によってはあまり販売してないものもありコレクション性はかなり高い感じでしょうか
それと交雑もしやすいので自分なりの新品種を作れるのも魅力ではないでしょうか
ただし鑑賞には向きません


{aimg}201612242317181-64-3{a}

{aimg}201612242331371-64-3{a}

{aimg}201612242331501-64-3{a}

{aimg}201612242342361-64-3{a}

500文字まで
コメントはありません。